はるちゃんの介護日記

02.義母のプライド

婆ちゃんと帰宅しました。
何の知識も無かったので、我が家は迎える準備もしていなくて、布団が敷いてあるだけです。
パジャマに着替えてトイレに行こうとしますが、掴まるところもなくカベを伝ってゆっくり一歩一歩、歩いてゆきます。同居を始めたのが二〜三年前で、しかもお互い自由にという条件でしたし、義母も元気だったので身体的な世話をしたことがありませんでした。どのように扱ったらいいのか不安だらけです。
義母も病院にいたときより、自由に動けないのでイライラしています。主人は義母が生きて帰ってくれただけで満足しています。
それはそうでしょう。自分は何もしなくても良いのですから。
一番心配なのはトイレでした。
ポータブルトイレを注文しても時間的に間に合いませんでした。わずか数メートルですがトイレまで歩いて行ってくれなければ困るのです。間に合わない時のために、紙おむつも考えました。失敗したら、後始末をするのは私ですから……。しかし、義母のプライドをキズ付けてしまいました。絶対に頑張ると義母はいいます。「ゴメン傷つけていたね」反省しました。

心配でしたが、仕事もあります。
食事は朝と昼は私が、夜は仕事から帰宅した娘が用意しました。仕事で疲れていても不満も言わずに世話をしてくれて、ありがとう。
それでも、誰もいない時間のことは心配でした。毎日毎日、今日は大丈夫か、どこかでつまずいて倒れていないかと、悪いことばかり考えていました。
私ひとりではお風呂はとても無理です。タオルで体を拭くことで許してもらいました。

つづく(はるちゃん)


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