はるちゃんの介護日記

04.婆ちゃん、施設に入る

 荷物の準備を済ませ施設に向かいました。義母は少し寂しそうでしたが、本人も納得してくれていたので淡々と向かいました。
 でも、これで24時間介護士さんに守られて、入浴も出来るし、リハビリも出来るし(施設の中にはリハビリの設備もあるということでした)正直ほっとしました。
 施設に到着して個室に荷物を下ろし、少し内部をまわってみました。全てがフラットで広々としていますが、やはり老人独特の臭いがします。婆ちゃんの部屋と同じ匂いが建物全体に漂っています。壁にスケジュール表が貼ってあったので見てみると、お風呂も毎日O.K、リハビリも毎日出来るように書いてあったので申し込みましたが、介護士の人数が足りないので、お風呂は週に2回、リハビリも毎日というわけには行かないようでした。
 不満はありましたが、やっと義母を説得してここまでたどり着いたのにと思うと、仕方がないかと考えました。これで心配事から解放されるという気持ちの方が大きかったのです。施設は少し遠いところにあったので、一週間に一度、洗濯物の取り替えをかねて面会に行きました。主人はさすがに親子、毎日のように仕事の合間に行っていました。
 2週間目に行くと、義母がトイレまで楽々と(もちろん歩行器を使ってですが)行き、トイレの説明をしてくれました。嬉しそうでした。
 
 それからは目覚ましい回復で、もう少し先の談話室まで、次は「今日は貴女が居るから、もう少し歩くわ」と、さらに先の詰所まで歩いて見せてくれました
 たった一月でここまで。ゆっくりとしか歩けませんでしたが、とても嬉しいことでした。
 もともと義母は、他人様の前で何かをするときには、妙に張り切って、先頭に立って皆を引っ張っていくのが大好きな人でしたので、さもありなんとも思いました。最も次の日には、必ず寝込んでいましたが。
 私も心身共に身軽になって、義母と同居してから少し「うつ」の状態になっており落ち込む日が多かったのですが、動悸も出なくなり夜もグッスリ眠れるようになりました。夜中に何度も起きることもなくなり、本当にグッスリと寝ることを思い出しました。
 たまたま、私には「精神科の先生」という知り合いがいましたので、先生に話を聞いてもらい、アドバイスを頂くことが出来たので、他の人よりも恵まれていたと思います。本当に追い込まれたときは毎日泣いていました。決して泣きたくて泣いたのではありません。いつもと同じなのに、胸が苦しくなって涙が止まらなくなるのです。先生に打ち明けるまでは不安だらけでした。どこで誰に話して良いのか分からないし、落ち込むだけでした。
 先生が「今は町の中に心療内科という病院があって、そこで話を聞いてもらえる」と教えてくれました。私達の後押しをしてくださる病院が町の中にあるとは考えてもいませんでした。一人で悩まないでお医者様などに相談するのが良い解決法のひとつだと思います。
つづく(はるちゃん)


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