はるちゃんの介護日記

07.義母と私と訪問看護

 ある雨の日、義母は私が居る時間に散歩に出かけました。「婆ちゃん雨の日に無理して出かけて、風邪でもひくと困るよ」と一声かけました。この一言がいけなかったのか、その一言を待っていたのか、散歩に出る回数が少し減ってきました。
 しばらくたった天気の良い絶好の散歩日和の日に家にこもって、出かけません。「なんで散歩に行かないの」と聞きますと、たくさんの本を広げて「もうすぐ短歌の発表会があるから作品を考えているんだ」といいます。「婆ちゃん短歌の本ばっかりみて、他人の作品を読むより、外に出て花を見たり虫を見たり空を見たりしたら、元気な時には見えなかった物が見えてくるかもしれないでしょ」私も少しきつく言ってしまったかもしれないと、チョッと心が痛みました。「ア〜そうだね〜」と言いながら本を読んでいます。まあいい今日は訪問看護の人が来てくれる日だと気づいて、もうそれ以上は言いませんでした。その日は祭日か何かで仕事が休みで私が一日中家にいました。本当なら一緒に散歩に行けば良かったかもしれませんが、私には出来ません。何故かは私には解っていましたが……。
 夕方、訪問看護の人が来てくれました。(ヤレヤレ)いつまで待っても出かける気配がありません。義母の部屋をのぞくと、ベットの上でマッサージをしてもらっています。(何!それ!)「どうしたの?散歩は?」と聞くと、介護の人が「今日は体中が痛いそうです、散歩はやめて少しマッサージをしています」との返事です。(何なの、そりゃ一日中イスに座ったきりでは、腰も痛くなるでしょうよ
 介護の人が帰られる時に「今日は、こうゆう事情で一日中座っていたので腰が痛くなったと思うんですよ。それで、介護の方に散歩につれて出てもらおうと思っていたんですけど」と言うと「私たちは本人第一ですので、それと家族の方と直接話し合うことはできませんので、ケアマネージャーを通して話をしてください」と優しい口調でしたが、ハッキリ拒否されてしまいました。(何だって!誰がお金を払っているの!誰がケアマネと一生懸命予定を立てているの)ムカッとしましたが、「アッ、解りました、お世話になりました」何故、介護の方と義母と家族とで相談できないのか、お互い現場に居る者同士、良く現状が解っているもの達で話なせないのか、とても不思議でした。
 次の日、ケアマネージャーにさっそく電話をしました。すぐに家に来てくださって、話をすることができました。ケアマネージャーの方が言うには「障害を持つ老人が、歩くということはとても大変なことだ」と聞かされました。話し合って、もう30分延長して、散歩の後にかるくマッサージをしてもらうことにしました。
 これでうまくいってくれるとイイナと思い安心しました。(はるちゃん)


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