はるちゃんの介護日記

10.大腿骨が折れていた

 総合病院に到着し、救急窓口に行き事情を話すと、すぐに二人の看護士さんがストレッチャーを持って来てくれました。車の座席を倒し車内に入って義母の体をソーッとソーッとストレッチャーへ移してくれました。「これが本当だよネ」診察室で見ていただいた結果は“大腿骨骨折”の疑い。大変な事態でした。私はオロオロするばかりです。たまたま知り合いの看護士さんが居て声をかけてくれました。「大丈夫、お婆さんにはとても多い骨折だけど、皆元気になられるよ」と慰めてくれます。
 「お婆ちゃんがイタイから、今着ている服は切って脱がせていいですか」と看護士さん「その方が義母が楽ならそうして下さい」優しくテキパキと、レントゲンを撮りしばらく待った後、先生の話を聞くことになりました。「大腿骨骨折です。これから入院して、骨折した部分の手術を後日する事になります。」との話でした。何をしていいのか解らず、アタフタしている私に看護士さんが「こちらは大丈夫ですよ、処置している間に入院の手続きをしてくださいね」「アッ、ハイよろしくお願いします」。
 後はおまかせして、手続きをしに行きました。手続きを済ませ処置室へ帰ってくると、すぐにストレッチャーで病室に移動、病室では病棟の看護士さんにバトンタッチです。「よろしくお願いします」同室の患者さんにあいさつをして、義母の所へ戻ると「ここは私たちがやりますので、一旦お家に帰って、入院の準備をして来てください」と看護士さんに言われ「アッそうだ、私ったら何をしているんだ」と気づき、看護士さんにお願いして、帰宅しました。
 主人が心配して待っていました。興奮が冷めきらない私は、主人に一通りの話をして「同じ看護をする人間として、あのオバサンは恥ずかしくないのかね!!」とプリプリしますと「もう終わった事だから、それより婆ちゃんの事だけを考えよう、そうでないと腹立たしいだけだろ」と主人。その通り、その通り、婆ちゃんの事に全力投球しよう。

ズーッと後で聞きましたが、県の指導で介護施設は施設内で起きた事故については、保険に入っていて治療費は保険でまかなえるそうです。しかし我が家は何も教えてもらえませんでした。(はるちゃん)

おいらく倶楽部からのメッセージ
この原稿内での出来事についてのメッセージです。 こうした施設内での骨折のような事故については、基本的には施設が面倒をみるようになっています。 全施設ではありませんが、このようなことに対処するために、「施設賠償責任保険」などに加入している施設もあります。 もし万が一原稿のような出来事に遭ったら、すぐに所在の市町村の窓口(松江市の場合は高齢者福祉課)に申し出て、 処理をしてもらうことが大切です。 けがや事故の状況によって判断は違いますが、施設への調査などを行った上で、適正に処理をしていただけます。

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