はるちゃんの介護日記

25.肺炎から突然の容態悪化

 孫の紐落としから10日過ぎました。月曜日、訪問介護の日です。婆ちゃんは朝からズーッと横になっていたので、天気も良いし、少しでも散歩に出かけてくれればと思っていました。夕方になって介護の人から電話があり「風邪をひかれたようで、微熱もあるので、今から病院へ連れて行ってあげてください」と言われ、主人が病院へ連れて行きました。結果はやはり風邪ということでした。
 次の日、食欲がないと言うので雑炊にしました。夜も暖めるだけでいいようにして出かけました。帰宅すると少し残っていましたが食べてくれた様子です。安心しました。しかし次の日も食欲がないと言うので雑炊とフルーツだけです。主人と二人「心配だから金曜日は主治医の先生が診察の日だし、丁度いいかも知れない」ということになり、翌日、病院へ連れて行くことにしました。
 診察に行くと先生から「少し入院して、全快したら歩くリハビリをして、それから退院しようか」と言って頂き(先生は義母が長期入院していたときから主治医でしたから、全てご存じなので安心できます)、義母は少し不満そうでしたが、主人が先生におまかせして入院することになりました。
 翌朝、主人が様子を見に行くと義母は元気そうに見えたそうです。
 しかし夕方、病院から、検査の結果肺炎にかかっていることが分かったと知らせがありました。主人が急いで病院へ向かいました。帰ってくると肩を落としています。義母は詰め所の横の個室で、酸素吸入を受けていたそうです。思ったより元気そうだったとのことでしたが、翌日、主人と二人で病院へ行くとなにやら機械が沢山付けられています。「大丈夫?お婆ちゃん」と声をかけると、「ゴメンよ!いつもいつも心配させて」と泣いています。「何言ってんの。また、元気になって退院すればいいじゃないの」
 私の言葉に義母はさらに泣きじゃくって「もう、こんなことばっかり。死んでしまいたい」「やめて。いつからそんな弱気になったかね!私が年寄りになった時の見本になるって言ってたでしょ。私は90歳まで生きるつもりだから頑張って見本を見せてよ!」義母はいつもより弱気になっています。「迷惑かけてもいいかね」と。
 少し話をしていると、看護婦さんに「あまり話をすると呼吸が苦しくなるので、話させないでください」と注意を受けました。「今日は話をしない方がいいらしいから帰る」義母に詫びて返りました。次の日から病院へ行って部屋の外からガラス越しに義母に手を振っては帰りました。ただそれだけのことなのに涙ぐんでいます。看護婦さんに相談すると「しばらく来られない方がいいかも知れませんね」と言われ、私は病院に行かないことにしました。
 主人には泣いたりしませんでしたが、私には、悪い、申し訳ないと言う気持ちが強いらしく涙ぐむようでした。2週間ほどで酸素マスクも取れて一般病室に移りました。義母は「ゴメンだったよー。後はリハビリして帰るけんね」といい、一安心しました。
 10日ほど元気にしていましたが、また、突然容態が悪くなり個室に移りました。先生に、今回は覚悟をしておくように言われ、「何言ってんの。昨日まで元気だったじゃないの。義母は絶対に回復するから」と、自分で自分に言い聞かせました。
 自宅に帰ってから主人と娘と3人で「婆ちゃんは何度も生き返ってるから、今度も大丈夫だよ!」と、それぞれお互いを励まし合いました。(はるちゃん)


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