ドクターXの独り言

老人健診始まる、今日は糖尿病の話です。

 暑かった夏が終わって9月になると各市町村では、老人健診が始まります。検診では、身長・体重測定、検尿、肝機能検査、心電図、血中脂質、貧血検査、腎機能検査とともに糖尿病の検査も行われます。また最近は、男性は前立腺がんの指標であるPSA検査、肝炎ウィルス検査も希望すれば受けることができるようになりました。今まで毎年受けられている方はお早めに、また自分は大丈夫と思って検査を受けていない方も今年は受けてみませんか?一人が、いやでしたら近所の方とご一緒に、また、ご夫婦で受診される方もいらっしゃいます。書類をなくしたから受診できないのではと思われる方がいらっしゃいますが、医療機関の窓口には余分がありますので気になさらず受診してください。
 なぜ、検診が重要かというと、多くの生活習慣病は症状が出ずに、多くの場合検診で発見されることが多いのです。また、生活習慣病の最終病像である心筋梗塞、脳梗塞になってからでは遅いのです。たとえば、糖尿病を例に取れば、発見されてから未治療であれば、脳梗塞・心筋梗塞となるまでに何十年かかるのがわずか数年で起こってしまうこともあるのです。また、ある日突然失明することも珍しいことではありません。またそのような合併症は60歳以降になって急増します。1997年には日本で糖尿病患者とその予備軍が約1370万人であったのが、2002年には1620万人となりました。ますますこれから増加することが考えられます。また、年をとってぼけたくないと思っていらっしゃる方多いと思いますが、最近ぼけの多くは、小さな脳梗塞がその原因であることもわかってきています。ボケにならないためにも早めの検診、重要と思います。


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