ドクターXの独り言

胃癌と脳卒中の話

 癌と関係のある食品については知られているようで知られていないというのが実情ですね。食品添加物についてはかなり過敏になっていても、まさか今盛りの蕨やぜんまいにアフラトキシンという強力な発がん物質が含まれていることなどご存じないのではないでしょうか。また、最近EPAが含まれていて血液をサラサラにすることで話題の青魚、これの塩焼きの焦げたとこも発がん性があることは知っておられますか?
確かに少量、短期間にわたって食べたぐらいではすぐに胃癌になるわけではありません。
 このことは疫学的にも証明されています。山陰地方から、北陸、東北の日本海側においては昔から脳卒中と胃癌の好発地域でした。この地域は昔から塩分の摂取量が多く、保存食として魚を塩漬けにして、また塩の利いた漬物などを副食物として冬など長期にわたって食べる習慣がありました。その結果胃の中に発がん性のあるニトロソアミンが作られ、癌が多発しました。また。塩分の摂取は高血圧を惹起し、脳卒中の原因となりました。今、日本海側で胃癌、脳卒中とも減少したのは、ひとつには電気冷蔵庫の普及があげられています。冷蔵庫の普及により塩分の摂取量が減少し、癌も脳卒中も減少したということです。とはいえ、まだまだ塩分摂取量は多いようですから、少し控えめにしましょう。


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