ドクターXの独り言

痛風(その2)女性にはなぜ痛風がないの

 本格的な夏が着てからというもの、毎日のように痛風で足を引きずりながら来る方がおられます。足の親指に付け根ばかりではありません、中にはひざや足首の痛みを訴える方もおられます。ただ、不思議なことに、ほとんど男性の方ばかりで女性の患者様はおられません。医学書には女性の患者様にも認められると記載してありますが、残念ながら私は見たことがありません。
 ある大学の調査によれば痛風患者の98.5%が男性で、女性はわずか1.5%に過ぎなかったというデーターもあります。ひとつにはアルコール摂取が女性には少ないからだと考えられるかたもおられるかもしれませんが、確かにそれも一因ではあるかも知れませんが、最大の理由は痛風の原因である血液中の尿酸値が女性では明らかに男性より低いからだといわれています。これは女性ホルモンには腎臓から尿酸を排泄させる作用があるからだとされています。ですから、閉経後女性ホルモンの産生が低下すると女性でも、やや、尿酸値が高くなることがありますが痛風発作を起こすまでのことはありません。
 痛風発作というのは血液中の尿酸値が7mgを肥える状態が数年続かないと発作自体は起こりません。ですから女性はもともと尿酸値が低いのですから閉経後もなかなか7mgを超えるような項尿酸結晶を起こしにくく従って痛風発作も起こりにくいのです。
ではここで痛風の診断基準を書いておきましょう。

□症状が出て一日以内にものすごく痛くなる。

□以前にも同様な痛みがあったことがある。

□ひとつの関節だけに痛みがある。

□関節が赤くなってはれる。

□足の親指の付け根に痛みがある。

□血液検査で尿酸値が高いといわれたことがある

このうちの2つか3つ当てはまれば痛風ですよ。


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