ドクターXの独り言

お風呂でおぼれないために

 お年寄りの皆さんにとって風呂に入ること、入浴はかけがえのない楽しみのようです。事実介護保険などのサービスでも入浴の介助は一番の人気のようです。また日本人ほど温泉好きの国民はないようで、テレビなどでもこの寒い時期、温泉をテーマにした企画が目立ちます。ただここでひとつ注意していただきたいのは、楽しいはずの入浴がひとつ間違えば命取りになるということです。いわゆるお風呂で入浴中の溺死です。その原因についてはいろいろ言われていますが、なくなられた方は、もともと、脳梗塞、高血圧、心臓病などの持病があった方が多いようです。また、お風呂の構造上の問題もあるようです。温泉地で、最近流行の露天風呂の中には、深さが深かったり、滑りやすかったりする風呂もあり、入浴中に何らかのアクシデントがあった場合におぼれてしまいやすい構造のものもあります。また、自宅のお風呂でも、深さが深すぎるも、母屋とはなれていて何らかのアクシデントがあったときに助けられない建て方のものもあります。また、温泉地などでは、飲酒後の入浴がアクシデントの原因になっていることは以前から言われていました。
 では、お風呂でおぼれないためにはどうすればいいのでしょう?まず、高齢者にとって入浴は楽しみでもありますが一つ間違えば、死にいたることもあるという認識が必要です。特に糖尿病、高脂血症、高血圧症、心臓病の持病のある方は、入浴、特に長時間高温の入浴は血圧上昇、脱水による血液の濃度の上昇(どろどろの血液)をきたし脳血管障害の危険度が増します。また、何らかのアクシデント、気分不良などのときにすぐに連絡できる報知器のようなものもあれば安心でしょう。


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