(5)「いい風吹いて」

原田勉著   
松江今井書店発行 
定価1,365円(本体1,300円+税)


 本書は毎日新聞松江支局長だった著者が、島根県出雲市にあるデイケア施設「エスポアール小山」(通称「小山のおうち」)の院長や職員、そしてここに通う痴呆老人とその家族に取材し、平成8年11月から9年5月まで、毎日新聞のしまね面に101回にわたって連載したものをまとめたもので、現在7刷を重ね、全国の介護福祉関係者に広く読まれている。
 「小山のおうち」での日常とともに、数人の老人を取り上げ、その人生、痴呆を自覚した時の本人と家族の苦悩、介護の日々を深く掘り下げて描いている。そして老人と家族が笑いを取り戻すまでの、これまでの常識を覆すデイケアの試みを紹介する。
なお、本書のエピソードの一つが、痴呆老人とその家族を描いた映画「折り梅」の中で取り上げられている。

いい風吹いて