お茶と健康

仏事にお茶

 仏様ごとには よく皆様には「お茶」を使っていただきます。ところで 皆さんは なぜ「仏事にお茶」を使うようになったのか、理由をごぞんじですか? 今日は このことについてお話します。
前回、「お茶と健康」の中で「お茶」を歴史から見てみました。当時の政治の中心であった「仏教」、そのお坊さんとお茶の大変密接な関係を ご紹介しました。
当時(奈良、平安、鎌倉の時代)は 中国からお坊さんを招き、仏教の考え方を教わり、それを基本に 日本の政治が行われておりました。例えば、インゲン豆を伝えた隠元和尚さんも 中国人です。その中国のお坊さんが 日本という当時発展途上のへき地に行くにあたって、自分の健康管理のために 中国にしかない大切な薬「お茶」を持ってきました。    
座禅を組むのに お茶のカフェインが目覚ましをしてくれる。ちょっと不安な食材でも 食事の後にお茶を飲めば 殺菌作用から食中毒の心配がないなど、体験から「お茶」は「万病の薬」と信じられていました。中国から来たお坊さんは 毎日仏壇に 日頃健康を守ってくれるお茶に感謝をこめて そのお茶をお供えをしていました。いわゆる「献茶(けんちゃ)」です。実は これが 日本の上流階級の日常の習慣に溶け込み、そして その後 広く一般庶民にまで、仏様には お茶をお供えする習慣が 広まったのです。これが 「仏事にお茶」の理由です。最近 ある若い人が、「お茶は仏事に使うから、お祝いに使えないですよね。」と、たずねられたことがあります。決してそんなことはありません。上記の理由で、お茶は 縁起が悪いものではなく、感謝の意味で、仏様に お茶をお供えするのです。
さて メンバーの皆様に 九州出身の方はおられませんか?九州では 結納や結婚式に「お茶」を使います。次回は 「お祝いにお茶」が使われる理由をお話したいと思います。

(有)中村茶舗 中村寿男


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